お知らせ

文殊堂落慶法要(R7.5.27)

令和元年8月の檀信徒総会にて、
再建することが決まった文殊堂でしたが、
その2か月後、わが町平窪は、
東日本台風に見舞われました。

一度は再建をあきらめかけた寺側でしたが、
総代さんはじめ多くのお檀家さまが背中を押してくださり
計画当初から約7年の年月をかけ
このたび無事「落慶」を迎えることと相成りました。
御寄進くださいましたすべての檀信徒様へ
厚く御礼申し上げます。

先の文殊堂は 大正8年建立。
100有余年の時を経ての再建です。

堂内の天井画は2枚ございます。
どちらも歴史の深い貴重なものとなっております。
是非とも皆さまお誘いの上、ご参拝ください。  合掌


先の文殊堂天井画(修復後)

龍の眼と玉が黄金色に輝いています。
この手に持つ玉を「如意宝珠」といい
どんな願いも叶えてくれる特別な珠です。


北斗七星と十二支の天井画(修復後)

中平窪には 平成の世まで、2軒の造り酒屋が存在し
内1軒、辰ノ口という集落に『白馬の雪酒造店』があり、
広い敷地内には虚空蔵菩薩を祀る
『虚空蔵堂こくうぞうどう』がございました。
諸般の事情で解体することになったため
堂内に安置されていた虚空蔵菩薩像2躰と天井画を
常勝院でお預かりしたのです。

敷地内に仏さまのお堂をお祀りしていたことで
いかに『白馬の雪』が栄華を極めていたかが
うかがい知れます。

中央に北斗七星、周囲に十二支の干支が
微笑ましく描かれています。


大正八年建立